ブログ画像一覧を見る
このブログをフォローする
月の周期2.2日の差
では、月が地球を一周する「公転周期」は?
1.およそ24時間
2.およそ27.3日
3.およそ29.5日
4.およそ31.7日
正解は・・・
2.およそ27.3日
そうなんです。
「朔望月」の周期より2.2日ほど短いんです。
月相が元通りになる間に地球を一周するなら、同じ29.5日でもよさそうなものですよね~
なぜこんなことが起きるのでしょう?
それは、地球の公転が関係しているからなんです。
もしも地球が太陽の周りを回っていなかったなら、「朔望月」もまた27.3日になるんです。
次の図を見てみましょう。
地球は、月が一周する間におよそ27度動きます。
地球の公転周期365.25日÷月の公転周期27.3日=13.38
360度÷13.38=26.9度
この27度動いた分、新月になるのが遅れます。
太陽と地球の間に月が来た時にしか、新月にはなりませんからね。
27度動くということは、月が一日に動く角度がおよそ12度ですから・・・
およそ27度÷およそ12度=およそ2.2日
というような、ざっくりとした計算になる訳です。
地球が太陽の周りを回っている分、同じ月相になるために月は2.2日余計に回らないといけないんですね。
地球は太陽の周りを、月は地球の周りを回っている。
起きている現象が同じでも、どこを基準にするかで結果が異なる・・・
どんなことでもそうですが、ものは見方、考え方次第ですな(笑)
答えが一つとは限らんってことです。
月の「どうして?」がわかる記事(新しいウィンドウで開きます)
新しい月に抱かれた古い月
~月の影の部分が見える「地球照」~
満月が球体に見えないのはなぜ?
~月は砂の惑星?~
月はいつでもこっちを向いている
~月は自転していないのか?~
月がもたらした時間
~一日は24時間ですが・・・~
月が天を巡る時間
~今の月はどの辺に見えるかな?~
月の出入り時間、正しいのは?
~「月の出」と「月の入り」見てみたい?~
月齢と月相
~月の形の変化~
ブログ画像一覧を見る
このブログをフォローする