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Cover Artist | 緑黄色社会 -前編-

フェンダーは現在のトップチャートの曲にも合うように作られている

愛称は“リョクシャカ”。長屋晴子(Vo,Gt)、小林壱誓(Gt)、peppe(Kb)、穴見真吾(Ba)による愛知県出身の4人組バンド“緑黄色社会”が、FenderNewsのCover Artistに登場。インタビューの前編では、楽器を始めたきっかけ、フェンダーというブランドについて話を聞いた。

ポップスをどう弾けばいいのか、どうフレーズを組み込めばいいのかすらわからなかった

― まずは楽器を始めたきっかけから教えてください。

小林壱誓(以下:小林) ボウリング場で流れていたYUIさんの「again」という曲のMVを見たのがきっかけです。ボウリング場なのでまったく音は聴こえなかったんですけど、完全にYUIさんに惚れて、そのMVで使っているのと同じ色のギターが欲しいなと思って、父親に相談して買いに行ったのが中学2年生くらいの時ですね。

穴見真吾(以下:穴見) 赤いTelecasterだったかな?

小林 そうだね。でも、僕が惚れていたのはギターじゃなくてYUIさんだったので(笑)、三日坊主で終わったんです。ちゃんと楽器を始めたのは、このバンドを始めてからで。

― どんな練習をしていましたか?

小林 とりあえずタブ譜を見ていましたね。ただ、このバンドでカヴァーをする曲は東京事変さんなど難しい楽曲も多く、初心者では弾けないので自分流にアレンジをして弾いていました。

穴見 フレーズ、けっこう変えていたもんね。

小林 変えたというか、変えざるを得なかった(笑)。

穴見 僕は中学1年生の時に陸上ホッケー部に入っていたのですが、激痩せしたり、体調を崩したこともあって…。そんな時、教室の掲示板に“ベーシスト、ドラマー募集中”という軽音楽部の貼り紙が貼ってあって。友達と二人で体験入部に行ったら、その友達が身長高いしガタイも良かったので、自然と僕がベースになりましたね。ベースに覚醒したのはレッチリと出会ってからです。

― レッチリのどの曲で覚醒したのですか?

穴見 「By The Way」のライヴ映像がYouTubeの関連動画に出てきて。ベースを始めた頃は、“ベースなんて誰も聴いてないんじゃない?”という気持ちで1年くらい弾いていたんですよ。だけど、レッチリのライヴ映像を観ていたら、明らかにベースで観客のテンションがぶち上がっている瞬間があって、カッコいい!って。

― ベースを始めた頃の練習法は?

穴見 最初の1年くらいはBUMP OF CHICKENさん、THE BLUE HEARTSさんとかをコピーしていました。BUMP OF CHICKENの「天体観測」は1カ月で1000回くらい聴いて耳コピで習得しました(笑)。

― peppeさんが楽器を始めたきっかけは?

peppe 母がピアノを弾いていて、生まれた時から身近にピアノがあって。まったく記憶はないんですけど、1歳半からピアノに手を置いている写真があります。2歳くらいからリトミックという音楽教育法から始まって、自然な流れでピアノを弾くようになりました。いつ来たかわからないのですが、母がグランドピアノを買って、家でそれを弾いていました。

― ポップスの世界に触れるようになったのは?

peppe 高校1年生で、長屋にこのバンドに誘われてからです。バンドに初めて触れたのが、その誘いだったんです。ただピアノを弾けるだけで“入る!”と言って、それからシンセサイザーやキーボードというものを知っていきました。

― ポップスの世界に触れてみて、どうでしたか?

peppe 難しかったですね。ピアノではクラシックしか弾いてこなかったので、ポップスをどう弾けばいいのか、どうフレーズを組み込めばいいのかすらわからなかったんです。

長屋晴子(以下:長屋) テンポが合わなかったもんね。

peppe うん。テンポを合わせることが一番の課題でしたね。

― 長屋さんは?

長屋 最初の出会いがピアノなんです。幼稚園の年長の時に、2歳上の姉がピアノをやっていたのを真似したくてエレクトーンを始めました。だけど、足(鍵盤)を使うのがちょっとイヤだったのと、やっぱり姉と同じ楽器を弾きたくなってピアノを始めたんです。だけど、先生から与えられた課題曲を弾くのがすごく嫌で、ちゃんとした練習はせずに勝手にJ-POPを耳コピして弾いていました。ピアノは小学校6年生くらいですぐに辞めちゃったんですけど、音楽は小さい頃から身近にありました。で、中学生の時にバンドを好きになったんです。そもそも歌を歌いたいという願望は小学生の頃からあったのですが、バンドで歌を歌いたいという気持ちになったんですよ。当時の私はなぜかバンドのヴォーカル=ギター&ヴォーカルだと思っていたんです。だから、私もギター&ヴォーカルをやるものだと思って、高校生の時にギターを買ってもらいました。

― その印象はどこから?

長屋 その頃、RADWIMPSさん、チャットモンチーさん、People In The Boxさんなどのバンドが好きでした。いわゆる“邦楽ロック”を自分で調べて聴いていたのですが、ほぼみんなギター&ヴォーカルだったんです。

ギターの知識があまりない私でも“ギターと言えばフェンダー”

― それぞれのフェンダーとの出会い教えてください。peppeさんはフェンダーの楽器についてどう感じていますか?

peppe ギターと言えばフェンダー。ギターの知識があまりない私でも、ずっとそう思っていました。

小林 実は僕はずっと他のブランドのものを使っていたんです。でも、バズマザーズというバンドの山田亮一さんが、赤いテレキャスを弾いているのがすごく印象に残っていて大好きでした。いつか買いたいなと思っていて、そろそろというタイミングでフェンダーを買ったのですが、そのテレキャスは今もレコーディングでもライブでも一番使っています。

― テレキャスの良さを知らない人のために言葉にすると?

小林 テレキャスは、キラッとした部分を出しやすい楽器ですけど、ちゃんとローもついてくるんです。目立ちたいギタリストにいいんじゃないですかね。

― 緑黄色社会のサウンドにも合っていますよね。

小林 そうですね。ポップスにも馴染みます。

― 穴見さんのフェンダーとの出会いは?

穴見 僕ずっとフェンダー以外使っていないです。ベースを始めた時、従兄弟がスクワイヤーを持っていて、使っていないからもらったんです。それを1年くらい弾いたあとに、中学2年生の頃に日本製のフェンダーを親に買ってもらってからずっとフェンダーです。

― Precision BassもJazz Bassも弾いていますが、使い分けの基準は?

穴見 周りの音数が少ない曲はプレベが多く、楽器の数が多い時はジャズベです。例えばロックというか、あまりストリングスやブラスが入っていない、楽器の音、歌、ドラムで魅せつけるような曲はプレベが多いかな。それ以外はジャズベですね。

― 現在のフェンダーについてどう感じていますか?

穴見 毎回アップデートされている印象があって、現在の世界のトップチャートの曲にも合うように作られている気がしますね。あらゆるジャンルの音に対応できて即戦力になるというか。

― 長屋さんは?

長屋 初めてのフェンダーは、2代目のギターとして父から譲り受けたテレキャスです。

穴見 キース・リチャーズモデルでしょ?

長屋 そう。ちなみに今はアコスタ(American Acoustasonic Telecaster)をライヴですごく使わせてもらっています。

― アコスタはどうですか?

長屋 バンドが前に進むにつれて、アコギの音が前に出る曲が増えてきたんですよ。ただ、実際にアコギを持ってしまうとアコースティックという印象が強すぎたりすることもあるので。

― 音もそうですが見た目も大事ですよね。

長屋 と思っていた時に、アコスタが発売されたんです。実際に弾かせてもらったら、私たちのバンドスタイルにすごく馴染むんじゃないかなと思えて。バンドにアコギは欲しいけれど “アコギじゃ違うな”っていうときに使えるちょうど良いとこ取りの楽器だなって。今でもアコギが出る割合の曲に関してはアコスタを使っていて、大切な1本です。

› 後編に続く

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穴見真吾 : FENDER CUSTOM SHOP 1966 Journeyman Relic® Jazz Bass® | 長屋晴子 : American Acoustasonic Telecaster | 小林壱誓 : American Professional Telecaster®(Left to Right)


緑黄色社会

愛知県出身4人組バンド。愛称は“リョクシャカ”。メンバーは、長屋晴子(Vo,Gt)、小林壱誓(Gt)、peppe(Kb)、穴見真吾(Ba)。2012年に結成。2017年に初の全国流通インディーズ盤をタワーレコード限定でリリースすると、早耳の音楽ファンから多くの注目を集め、タワレコメン年間チャート1位に選出。全国の主要音楽フェスへの出演を果たす。2020年、アルバム『SINGALONG』は各ランキングで1位を獲得。リード曲「Mela!」は、ストリーミング再生数が1億回を突破する代表曲に。2022年1月には最高濃度のアルバム『Actor』をリリースしたばかりで、4月には『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』の主題歌に決定した新曲「陽はまた昇るから」のシングルリリースを控えている。
https://www.ryokushaka.com

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