リクスタは3月29日、「2023年全国名字ランキングトップ8500」を発表した。同ランキングは、月間1,000万アクセスの「名字由来net」アプリと「名字由来net(Web)」の名字データベースから、政府調査系機関や電話帳データをもとに、実世帯が確認できる名字のみを集計したものとなっている。

1位は「佐藤」。全国人数およそ1,84万2,000人となっている。8,500位は「籔本(やぶもと)」で、全国人数およそ930人であった。

日本の名字ベスト30である「佐藤」から「小川」までの全国人数を合計すると、およそ2,298万9,000人となる。これは、日本の総人口(令和4年1月1日総務省統計局調べ)の約18%に相当する。

下位8,471位〜8,500位の30名字を合計すると、およそ2万8,190人。総人口の0.02%ほどとなる。

  • 2023年全国名字ランキングトップ下位30

また、8,484位には「青(あお)」(全国人数およそ940人)、8,485位には「崎(さき)」(全国人数およそ940人)など、漢字一文字の名字も見られ、上位8,500位のうち約3.27%(278件)が該当している。

8,400〜8,500位のうち、8,475位の「市成(いちなり)」(全国人数およそ940人)は、現鹿児島県の薩摩国が起源のひとつとされており、鹿児島県に230人(約24%)と多く集まっている。

8,476位の「伊久美(いくみ)」(全国人数およそ940人)は、現静岡県の駿河国志太郡伊久美村が起源ともいわれ、同県におよそ700人(約74%)と集中している。

8,478位の「八下田(やげた)」(全国人数およそ940人)は、現栃木県の下野が起源ともされ、同県におよそ420人(約45%)いるほか350人は佐野市に集中している。

8,492位の「古渡(こわたり)」(全国人数およそ940人)は現茨城県の常陸国信太郡古渡村がルーツのひとつとされ、同県人数およそ460人で、かすみがうら市にはおよそ150人と特に多く分布している。

有名人の名字では、大河ドラマ「青天を衝け」に出演した俳優の泉澤祐希さんの「泉澤(いずみさわ)」が8,474位となっている。全国におよそ940人いる名字で、千葉県におよそ270人(約29%)で多い。8,490位には、元サッカー日本代表の伊野波雅彦さんの「伊野波(いのは)」がランクインしている。