吉野家、ラーメン事業を次なる柱に 製麺会社を買収
写真:Impress Watch
吉野家ホールディングスは、ラーメン店向けの麺、スープ、タレなどの製造、販売を行なう宝産業の全株式を取得し子会社化すると発表した。 【この記事に関する別の画像を見る】 吉野家HDは今後の事業ポートフォリオ戦略において、ラーメン事業を次なる柱と位置付けており、中期経営計画(2022年度~2024年度)の3年間で成長の基盤づくりを進めている。2024年2月期 決算説明会でも、「ばり嗎」や新ブランド「わだ商店」など、国内外でラーメン事業の強化に取り組んでいるとしていた。 宝産業は1970年に京都で創業し、ラーメン店向けの麺、スープ、タレなどの商材の開発、製造、販売を行なっている企業。現在は国内では京都工場、関東工場を持ち、海外ではアメリカ、フランス、タイ、インドネシア、フィリピンに拠点を有して事業展開を拡大している。 両社の関係性としては、吉野家のグループ会社でラーメン店を展開するウィズリンクが、宝産業より商材を調達している。 ラーメン商材に特化した宝産業を吉野家HDのグループに加えることで、ラーメン事業のバリューチェーンのさらなる強化に繋がるとの考えから全株式を取得し子会社化。宝産業にとっても吉野家HDの経営資源の活用や共通購買による調達コストの最適化等により、今後の一層の成長が期待できるとしている。なお、株式取得前の所有株式数は0株。契約締結日は4月26日、譲渡実行日は5月1日。
Impress Watch,加藤綾
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