戰狼(戦狼 战狼)
先に Ⅱを見てしまった戰狼(戦狼 战狼)だが、ウルフ・オブ・ウォー ネイビー・シールズ傭兵部隊 vs PLA特殊部隊というタイトルで、ムービープラスが放送したので、見ることができた。
冷鋒(呉京飾演)は命令に背いて国際犯罪組織の幹部を射殺してしまう。その兄で大ボスの敏登(倪大紅)が報仇のため鋒をつけ狙う―という拆彈専家みたいな流れ。
命令違反を犯した鋒を拾って、いきなり特殊部隊戦狼の演習に放り込む上司龍小雲が余男。小雲(と相手の指揮官)はCGで演習の指揮を執るので、将棋番組の解説みたいな場面が続く。余男がアクションを見せるわけではない。
敏登の本拠地は東南アジア某国(その国のパトカーがカムリに見えた)。手下の傭兵部隊が演習中の(実弾を装備していない)戦狼に襲いかかる。傭兵部隊 vs 特殊部隊という邦題はここから採ったのであろう。実際には呉京とスコット・アドキンスの撃ち合いが続く(実弾持った部隊と合流)。クライマックスとなるべきこの闘いがやや平板に感じられるかも。
その点、Ⅱではミサイル攻撃や戦車アクションなどを取り入ている。Ⅲはさらに期待できそうだが、このところ過度な愛国軍事行為礼讃と受け取られそうな作品には、ブレーキがかかるようなのでⅢの実現はムリっぽいと聞く。
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