決勝レポート |
血沸き肉躍る、秋のテイスト・オブ・ツクバ
2019テイスト・オブ・ツクバKAGURADUKI STAGE
秋深まる11月中旬、TOTのKAGURADUKI STAGEが開催した
雲1つない秋晴れの下、この日のために手塩にかけたマシンと
ともにテイストライダーたちが血沸き肉躍る熱きバトルを展開
筑波サーキットにいた者たちは、すべてがその目撃者となった |
No.22山下伸がホールショットを奪取して今年最後のTOTが幕を開けた。一方、1周目を3番手で通過したNo.99山田実は2周目に2番手へ浮上すると、しばらく背後から山下の様子を伺い、6周目の1コーナーでトップを奪う。山下も対抗して両者は何度か順位を入れ替えたが、山田は7周目のバックストレートでトップに立つと、スパートして逃げ始める。しかし山田は最終ラップの1コーナーで痛恨の転倒。これで山下がトップに返り咲き、嬉しい優勝を手にした。No.37佐野富三治が単独の2位となり、No.71山田勝治が続いた。" target="_parent" rel="lightbox[final]">
D.O.B.A.R.2 / ZERO-2 |
予選2位のNo.7浅野毅が先頭で1コーナーへ飛び込む。No.10小川友弘が続いたものの、ジャンプスタートで脱落。代わってポールシッターのNo.71八木則久が2番手に浮上すると、2周目にファステストラップを記録して浅野との間隔を詰め、3周目にはトップに立つ。八木はその後も手綱を緩めず周回ごとに2位以下を引き離し続け、終わってみれば7秒近い大差をつけてポールtoウィンを達成した。浅野が単独の2位でゴールする一方、最後まで続いたNo.36山岡陸とNo.4石川勝則による熾烈な3位争いは、山岡が逃げ切って決着した。" rel="lightbox[final]">
ZERO-4 |
TOTのメインクラスであるMONSTERには62台がエントリー。予選33位までのライダーが出走したGr.Aでは、予選1位のNo.11高橋範男がホールショットから独走。終わってみれば2位以下を10秒近く引き離す横綱相撲でレースを完全制覇した。2位争いはNo.13荒憲之、No.65満平薫、No.2川島英次、No.10小泉司らの接近戦となり、4周目に集団の前へ出た川島が2位となった。しかし続いた満平は音量違反で失格。これにより小泉が3位、荒が4位へと繰り上がった。No.93藤田巧とNo.39野中英雄による5位争いは藤田が制した。" rel="lightbox[final]">
MONSTER Gr.A |
予選34位以下のライダーが出走したGr.Bは、まずNo.30佐藤正之がホールショットから先行。しかしオープニングラップを3番手で終えたNo.14石坂恭男が3周目にトップを奪う。石坂はそこからライバルを引き離し始め、最終的には4秒以上のリードを築いてチェッカーを受けた。その後方ではNo.63岩崎操と佐藤が最後まで続く2番手争いを繰り広げており、この勝負は岩崎が僅差で逃げ切って決着した。また、No.68新田薫はNo.4今井茂との4番手争いを制し、No.80山本博之はNo.48増田修一に競り勝って6番手でゴールした。" rel="lightbox[final]">
MONSTER Gr.B |
No.5深野将和が好スタートを決め、トップで1コーナーへ飛び込む。ポールシッターのNo.28辻林俊之が続いて1周目を終了。前を行く深野のペースが上がらないと判断した辻林は、3周目にトップを奪うと深野より1周につき1秒以上速いペースで周回を続け、終わってみれば2位以下を10秒以上引き離す圧勝でポールtoウィンを達成した。深野が単独の2位となり、約9秒遅れてNo.23横山秀文がゴール。No.39高野博文とNo.7宮崎純明までの上位5人はZERO-3クラス。6番手のNo.34菅野政勝がD.O.B.A.R.-1優勝を手にした。" target="_parent" rel="lightbox[final]">
D.O.B.A.R.-1 / ZERO-3 |
No.21岡嶋凌一が抜群のクラッチミートを決めてレースを引っ張る。岡嶋は一旦、逃げかけたものの、ポールシッターのNo.13栗原貞夫が出遅れを挽回して数周の後に追いつく。そして、しばらく岡嶋-栗原の順で周回を重ねていたが、ここが勝負所と判断した栗原は7周目にトップへ立つと、そこから岡嶋を引き離し、1.3秒のリードを築いてポールtoウィンを達成した。一方、注目の1993年世界王者No.31原田哲也は予選13位から5位までジャンプアップしたが、5位集団を率いていた6周目に突如スローダウンしてリタイヤとなった。" target="_parent" rel="lightbox[final]">
ZERO-1 |
No.56阿部浩佳がホールショットを決める一方、No.52田中信次が先頭を奪って1周目を終了。その直後の1コーナーで阿部が先頭に返り咲くなど両者の争いは序盤から白熱する。一方、1周目を7位と出遅れたNo.51松浦光一は怒涛の勢いで順位を挽回。そのプレッシャーに屈したのか2番手の田中は4周目にミスを犯して後退する。これで先頭の阿部に追いついた松浦は躊躇なく抜きにかかり6周目にはトップへ浮上する。その後も阿部より1秒速いペースで周回した松浦は、5秒近いリードを築いて優勝。阿部が続き、No.77清水哲が単独の3位となった。" target="_parent" rel="lightbox[final]">
MONSTER Evo. |
2周目の1コーナーと最終コーナーで発生した転倒で赤旗が提示される。仕切り直しのレースではNo.67清田宗雅が真っ先に1コーナーへ飛び込み、No.62杉山裕二が続いて優勝争いは一騎打ちとなった。両者は清田-杉山の順で接近したまま周回を重ねていたが、終盤に入ると徐々に間隔が開き出し、最終的に清田は杉山を1.7秒差で振り切ってポールtoウィンを達成した。杉山は悔しい2位。一方、大混戦となった6台による3位争いは、No.58神拓也、No.29倉垣福太郎、No.64阿部勝、No.16中北浩史、No.45野中浩司、No.5浅見隆の順で決着した。" target="_parent" rel="lightbox[final]">
F-ZERO |
No.38宮島伸也がホールショットを決めたもののジャンプスタートで脱落。代わってトップに立ったのはNo.29山根光宏で、クラッチトラブルを抱えていた山根は早めに前へ出ようと攻めた結果、2周目に57秒台のコースレコードをマーク。そのまま後続を引き離し、5秒近いリードを築いて完全制覇を達成した。2番手のNo.039國川浩道は終盤にマフラーからの白煙が目立ち始めたが、何とかゴールしてS-MONSTER優勝。3番手のNo.51松田光市も最後のストレートでエンジンが壊れて惰性でゴール。続いたNo.34行方知基がHERCULESの3位を得た。" rel="lightbox[final]">
HERCULES / SUPER MONSTER Evo. |
キングケニーに汚れた英雄の北野晶夫、ちょっとメタボなエディ・ローソンに天国からバリー・シーンと、熱かった80年代を掛け抜けた世界のトップライダーになりきるエキシビションレースが2回目の開催。ロケット・ロンの好スタートで始まったレースは2周目からサプライズで本物の原田哲也がコースイン。場内はもちろん、他のライダーにも内密で乱入した原田(本物)は瞬く間に全車を抜き去って場内を沸かせた。8周のレースの後はホームストレートに全員が集合。原田(本物)を中心にマシンとともに記念撮影に収まった。" rel="lightbox[final]">
RRR80's 世界GP |
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